熊本の極上栗〜 きくもとや〜

〜特集 熊本の極上栗〜

熊本の栗

日本の栗の生産量は全国で2万3千トン。(茨城県の出荷量 約4千トン、熊本県の出荷量 約3千トン、愛媛県の出荷量 約1千500トン)3つ合わせると8千500トンくらいで約半分を占めます。
中でも、熊本県の栗は良質で味が良いと全国的にも有名な栗の産地であります。

 

宮内庁献上栗

宮内庁にも献上された極上栗『利平』 
宮内庁にも献上された極上栗『利平』〈宮内庁にも献上された極上栗『利平』〉 
利平の生産者、田上寿行・峯子夫妻〈利平の生産者、田上寿行・峯子夫妻〉 
 
 
 
 

 
 
 

栗の産地熊本、中でも甲佐町で収穫される極上栗『利平』
品種が良く数があまり採れないことから、まぼろしの栗とうたわれています。

 
 

 
 

『御内見栗』として天皇家へ

この極上栗を育てられているのは、田上寿行・ミネコ夫妻です。
栗園と営まれて80数年の歴史があります。
約6ヘクタールの栗山で数十種類の品種を丁寧に育てられております。
 
 
田上さんの美味しさへのこだわりは、農薬を使用せずなるだけ自然の形で育てられていること。
田上さん曰く『数は余計に採れませんが、農薬を使用することで味が淡白になってしまう。』
御夫妻の熱意と広い敷地だからこそ出来る事だと思われます。
もう一つのこだわりは、肥沃な甲佐の土と傾斜を活かした栽培にあります。ここの土は粘土質の粘りがあるのが特徴です。その為、濃厚で甘味のある栗が育ちます。
田上御夫妻はその条件に甘んじる事なく、あえて作業性の悪い急斜面に栗を栽培することで雨どきの水はけが良く、案配の良い栗が採れるようです。
 
 

 
 
この様な、栗に対する熱意と努力が認められ、平成五年十月一日『御内見栗』として天皇家へ献上されています。